<12>オンデマンド配信【神経発達症のある子どもの親のための実践講座】 vol 2「すぐ泣く・怒る・こだわる」はなぜ起きるのか ― 癇癪・不安・パニックに、どう関わればよいか迷う親へ ―
<オンデマンド配信>第2回「すぐ泣く・怒る・こだわる」はなぜ起きるのか 言語聴覚士が教える 発達特性のある子どもの感情の見立て方 .pdf
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「少し予定が変わっただけなのに、泣き出してしまう」
「ゲームを終わろうと声をかけると、怒って止まらない」
「同じことを何度も聞かれて、こちらも余裕がなくなる」
気持ちをなだめる。理由を聞く。分かるまで説明する。
いろいろ試しているのに、同じ場面が繰り返されると、親も疲れてしまいます。
「どうすればよかったのだろう」
強く言ってしまった後に、そんな思いが残ることもあるかもしれません。
この講座では、泣く・怒る・こだわる場面を手がかりに、子どもが何に困っているのかを考え、今の状態に合った関わり方を学びます。
講師は、臨床と教育に20年以上携わってきた言語聴覚士の佐藤俊彦です。
「泣いた」「怒った」の、その前に何があったのでしょうか。
同じように泣いていても、背景は一つとは限りません。
疲れていたのか。
音や人の多さがつらかったのか。
次に何をするか分からなかったのか。
「休みたい」「手伝って」と伝えられなかったのか。
講座では、体調、感覚、ことばの理解、課題の量や難しさ、表現、見通し、終了・切り替えという7つの入口から、子どもの負担を整理します。
「わざとやっている」「わがままだ」と理由を決める前に、実際に見たこと・聞いたことと、大人の解釈を分ける練習も行います。
今の状態に合わせて、声かけと関わり方を選びます。
落ち着いている時と、感情があふれている時では、必要な対応が変わります。この講座では、子どもの状態を4つに分けて考えます。
・安定している時:予定や伝え方を準備する
・高まり始めた時:声かけを短くし、負担を減らす
・感情があふれている時:安全と休息を優先する
・回復している途中:振り返りを急がず、回復の様子を見る
「何を言えばいいか」だけでなく、「今は説明を減らす方がよいか」「少し待つ必要があるか」も、具体例を通して確認します。
家庭で起こりやすい3つの場面から学びます。
① 予定が変わり、公園へ行けなくなった
② ゲームを終える時に怒る
③ 買い物中、急に泣き出した
それぞれの場面で、確認したいこと、負担の減らし方、短い声かけの例を紹介します。落ち着いている時にできる準備と、気持ちが高まってからの対応を分けて考える内容です。
第1回で扱った「見る・分ける・整える・伝える・確かめる」の5つの手順を、今回は感情の場面に広げます。基本から振り返るため、第2回から学ぶ方にも取り組んでいただけます。
家庭実践シートを使い、起きたこと、試した関わり、その後の変化を整理する方法もお伝えします。
講師紹介|佐藤俊彦
言語聴覚士・福祉社会科学修士。
2003年に言語聴覚士資格を取得。急性期・回復期の病院、在宅・訪問、療育など、20年以上にわたり臨床に携わってきました。
大和大学保健医療学部では准教授として、言語発達や言語発達障害、摂食嚥下障害などの教育と、言語聴覚士の養成に従事。現在は、株式会社アルテの療育センター長・訪問看護ステーション所長として、子どもや家族への支援、現場スタッフの育成に取り組んでいます。
また、「言語聴覚士学びの場研究会」の主幹として、保護者や支援職、学生に向けたオンライン講座を開催しています。
すべてを一度に変える必要はありません。
声かけを一つ短くする。
予定の変更を、見える形で伝える。
安心して休める場所を決める。
うまくいかない日があっても、親の努力不足とは限りません。子どもの今の状態に合わせて、関わり方を少し調整するところから始めてみましょう。
子どもと親、両方の負担を少し減らすために。
ご自身のペースで視聴しながら、今の暮らしで試せることを一つ、見つけていただければと思います。
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